HYDE ☆ 平和


平和

「戦争反対」とか聞くと、理想的でいいとは思うんですけど、
どうやったら戦争が無くなるかっていうのは
本当に難しいことだなと思う。
訴えたところで何をどうすればいいのか、
具体案は何も出てこない。

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僕らが今生きているこの国は平和だから、
平和を訴えるのはリアリティーも無く、
すごく簡単かもしれない。

だけど、今空爆されている国からすれば、
自分の子供を殺されてるのに
平和の為に相手を許すなんて思えないですよね。
そういうことを考えるとなかなか難しい。
難しいというか、答えはないですね。

2005年に作った「星空」
(アルバム『AWAKE』に収録)っていう曲とかは、
イラク戦争があった時期だったので、
そういうニュース記事をいくつか読んで、
現地の子供たちの気持ちになって書きました。

そういう歌を書くと、音楽で世界は変わるのか、
みたいなことを聞かれたりするけど、
僕は音楽でどうこうできるものではないと思っています。

ただ、歌で全ては変わらないにしても、叫ぶ事は出来る。
自分自身はメッセージ性のあるアーティストであるとか、
そうありたいとかは思ってないし、
バンと「ラブ&ピース!」とかいうのは苦手なんですけど、
そういったニュースは悲しいと普段から思っているので、
平和を願うような歌詞が少なくはないですね。

世の中の変なところや
矛盾したところを比 喩して表現するのが好きですね。
たとえばVAMPIREの視点から人類を見て愚かな奴らだと飽きれるとか、そうした表現でも、やっぱり音楽を聴いてくれた何%かの人の心は動きますから少しは意味があるのかもね。

ロックって、ある種宗教みたいなところがあるじゃな いですか。
だから残虐なことだけを言って終わるような音楽だと残虐な心が残ってしまうけど、何か提案したり、「こうじゃないのかな?」っていう表現をして、共感してくれたらすごく残る時がある。
それがその人の支えになることもあるので。

特に僕らのファンはありがたいことに熱狂的な人が多くて、
僕らの歌をすごく心の支えにして生きている人も多いと思うから。

そういうことを考えると、
少しは音楽には何かを変えられるような力があるのかも知れないね。
ただ、「世界を変える」っていう表現が、自分には大きすぎるだけで、
多少なりともそのパワーはある。

少なくとも、一部の人のハートに火をつけることはできるだろうね。

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